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テーマ 介護福祉の「シンカ」を問う
~介護福祉学の30年を振り返って~
第33回 日本介護福祉学会大会の開催にあたって
2025年度、第33回日本介護福祉学会大会を開催するにあたり、歓迎のご挨拶とご案内を申し上げます。
支援が必要な人のためにある介護を深めんとする動きは30年を経過し、直接的な支援のみならず、社会情勢、疾患や障害に応じた支援など、理論と支援の在り方については現在進行形で議論されています。しかし、その30年間で貢献できたもの(QOLの向上、自立支援など)もあれば、これから深めんとするもの(介護ロボットなど)もあり、介護福祉の原点を今一度見つめなおし、今後の介護福祉の発展に寄与できるものではないかと考えます。そこで、今回のテーマは「介護福祉の『シンカ』を問う」とし、皆さまと活発な意見交換ができることを期待しています。『シンカ』にはこれまでの歩みを踏まえて見出す真価、もっと議論を行うべき深化、そして今後の発展のための進化、3つの意味を込めたことで、敢えてカタカナで『シンカ』としました。介護福祉が持っている人へ寄り添う力が支援を必要とする人への貢献になることを期待するとともに、学問を追究する皆さまの教育研究、そして実践活動につながることを期待しております。
学会員の皆様はもちろんのこと、介護現場で活躍される皆様、介護の未来を担う学生の皆様のご参加もお待ち申し上げております。この第33回大会が有意義な大会となりますよう、皆様のご支援、ご協力を心よりお願い申し上げます。
第33回日本介護福祉学会大会
大会長 大山 さく子
(仙台大学 体育学部 健康福祉学科 教授)
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